📖聖書箇所
(新)使徒の働き1:8
2019年12月から始まったぽちっとバイブルですが、今年も残りわずかとなりました。いつも応援くださり、ありがとうございます!
これまでのストーリーをふり返ってみましょう。(『これまでのストーリーをふり返る』『同その2』も参照ください。)
神が初めに天と地を創造し、すべての生き物を創造し、そして、最後に人間を造りました。神がそれは良かったと言うほど、素晴らしい世界でしたが、最初の人アダムとエバはサタン(悪魔)の誘惑に従い、神に背を向けてしまう“罪”を犯してしまいました。そうして、“罪”が世界に入り、人々は神から離れ、さまざまな問題が起こるようになってしまいました。
人間を愛する神は、人々を罪から救う計画を立て、アブラハムを見い出し、アブラハムとその子孫を祝福し、彼らを通して全世界を祝福するという約束をしました。(ぽちっとバイブル第9回『アブラハム契約』参照)
アブラハムの子孫、すなわち、ユダヤ人はエジプトで奴隷になり、モーセに導かれて脱出するなど、神の偉大なわざを体験します。(ぽちっとバイブル第13回『出エジプト』参照)
神がアブラハムに約束された地に帰ったユダヤ人たちの中から、アブラハムの子孫であるダビデ王が現れ、神はダビデと、ダビデの子孫から永遠の王国の王が出るという契約を結びます。(ぽちっとBプラスNo.5『神とダビデの永遠の契約とは』参照)
けれどもその後、国は分裂し、ユダヤ人たちは神との約束を忘れ、他の神々を拝むようになってしまいました。神は預言者を通して、警告のメッセージを伝えますが、人々は聞かず、他国に滅ぼされてしまいます。彼らは、異国の地で捕囚の民となる苦難を経て、イスラエルの地に帰還した後も外国の支配に苦しみ、やがて来るメシア(救い主)を待ち望むようになりました。
そして、多くの預言者が伝えていた通り、メシアである神の子イエス・キリストが、約束の通り、アブラハム・ダビデの子孫として、処女マリアによって誕生します。救い主としての奇跡を行い、神の国のことを伝えたイエスは、当時のユダヤ人リーダーたちに受け入れられず、十字架につけられ、死んで葬られましたが、三日目によみがえりました。
それは、すべての人々の“罪”を赦し、“永遠のいのち”を与え、やがて来る新しい天地で、永遠に生きるためでした。
よみがえったイエスは、天に帰りましたが、弟子たちに神の霊である聖霊がくだり、ペテロをはじめとした十二使徒やパウロによって、力強い宣教が行われました。
『しかし、聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリアの全土、さらに地の果てまで、わたしの証人となります。』
使徒の働き1:8
この言葉の通り、神の言葉はユダヤ人にとどまらず、世界中に拡がっていったのです!
🐶ぽちっとひとこと
聖書は、この世界の始まりから終わり、そして、その後の新しい天地のことまで書かれています。
ぽちっとバイブルでは、そのストーリーを本当にざっくりと追ってきましたが、残るのは、この世界の終わりについての話になりました。
次回は、『ヨハネの黙示録』をご紹介いたします。お楽しみに!
『イエス・キリストの黙示。神はすぐに起こるべきことをしもべたちに示すため、これをキリストに与えられた。そしてキリストは、御使いを遣わして、これをしもべヨハネに告げられた。ヨハネは、神のことばとイエス・キリストの証し、すなわち、自分が見たすべてのことを証しした。この預言のことばを朗読する者と、それを聞いて、そこに書かれていることを守る者たちは、幸いである。時が近づいているからである。』
ヨハネの黙示録 1:1~3
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会