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ぽちっとBプラス No.24 『失われた者を捜して救うために』


『今日、救いがこの家に来ました。この人もアブラハムの子なのですから。人の子は、失われた者を捜して救うために来たのです。』

ルカの福音書19:9~10

イエスは、社会から軽蔑されていたザアカイにも救いの手を差し伸べられました。イエスの招きに応じるなら、それまでの過去からやり直す勇気と力をいただけることがザアカイの例からうかがえます。

イエスは、ザアカイのことを“アブラハムの子”と言っています。ですので、ここでの“失われた者”は、第一義的に“アブラハムの子孫”すなわち、ユダヤ人のことを指していると考えられます。

別の箇所でも、イエスは同様のことを言っています。

『イエスは答えられた。「わたしは、イスラエルの家の失われた羊たち以外のところには、遣わされていません。」』

マタイの福音書15:24

これは、ユダヤ人ではない女性から娘のいやしを頼まれて、イエスが答えたものです。ここでは“イスラエルの家の失われた羊たち”と言っているので、ユダヤ人のことを指しているのは明らかです。(けれども、この場面では、その女性とのやり取りの後、イエスはいやしを行いました!)

神がユダヤ人を祝福し、世界を祝福する者として用いるというアブラハム契約(ぽちっとバイブル第9回参照)が、ユダヤ人(ぽちっとBプラスNo.2参照)に引き継がれ、その約束が異邦人(ユダヤ人以外の人々)であってもイエス・キリストを信じる人々にも広がっていきました。

『それは、アブラハムへの祝福がキリスト・イエスによって異邦人に及び、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるようになるためでした。』

(新)ガラテヤ人への手紙3:14

ですので、どの国の人でも、また、これまでどんな人生を歩んでいたとしても、イエスの招きに応じるなら、ザアカイのように人生が変えられるのですね。

『神が御子(みこ、注:イエスのこと)を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。』

(新)ヨハネの福音書3:17

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

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