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知恵に満ちたソロモン王 [列王記 第一]

  • pochittobible
  • 2020年5月1日
  • 読了時間: 3分

更新日:2020年5月2日


ぽちっとバイブル 第19回


📖聖書箇所 (旧)列王記 第一

🎨「知者ソロモンの裁き」

  ギュスターヴ・ドレ作 1866年

2週に渡って、多くの罪を犯しながらも、心を込めて神を敬い、神の心にかなう者とされたダビデをご紹介しました😊

ダビデと不正な関係で妻になったバテ・シェバから生まれたのがソロモンです。ダビデによって選ばれ、神の承認を得たソロモンが、複雑な親族内の人間関係と、周囲を巻き込んだ争いを制し、イスラエルの王となりました。そして、民衆を治めるため、善悪を判断する知恵を神に真っ先に願い求め、聞き入れられます😃

ある日、同じ家に住む2人の娼婦が同時期に赤ちゃんを産み、赤ちゃんの1人が死んでしまいます。残った赤ちゃんがどちらの女性の子かを争って、2人はソロモンに訴え出ました。ソロモンは、思いがけない方法で、どちらの女性が本当の母親であるか見事に見分けます。今週の絵画の場面です!(列王記第一 3:16~28)

『全イスラエルは、王が下したさばきを聞いて、王を恐れた。神の知恵が彼のうちにあって、さばきをするのを見たからである。』

列王記 第一 3:28

こうして、ソロモンはイスラエルの王として、ダビデの念願でもあった神殿を建設し、平和と繁栄の時代を迎えたのでした。

『彼には、七百人の王妃としての妻と、三百人の側女がいた。その妻たちが彼の心を転じた。』

列王記 第一11:3

ソロモンには、エジプトのファラオの娘のほか、多くの異国人の妻たちがいました。その妻たちに誘われて、ソロモンは異国の神々を拝むようになってしまいます。

『こうしてソロモンは、主の目に悪であることを行い、父ダビデのようには主に従い通さなかった。』

列王記 第一11:6

これからのイスラエルの行末を暗示しているようです😮

🐶ぽちっとひとこと

壮大な神殿を建設したソロモンでしたが、それは最初、父ダビデの願いでした。ダビデが王となり、木材でできた王宮に住むようになった後も、神殿はなく、テントのような幕屋で祭司たちは礼拝をささげていたからでした。

神殿が完成した時に、ソロモンはイスラエルの全会衆の前で祈り、次のように言いました。

『それにしても、神は、はたして地の上に住まわれるでしょうか。実に、天も、天の天も、あなたをお入れすることはできません。まして私が建てたこの宮など、なおさらのことです。』

列王記 第一 8:27

この時、ソロモンは天地創造の神が、建物の神殿の中に住むとは考えていないことがわかります。そして、民衆のために、神に祈りと願いをささげます。そして、イスラエル全会衆を祝福し、人々は喜びに満たされたのでした😃

このように、初期のソロモンは、王として理想的ともいえる姿勢を示したのでした。

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

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