士師の時代~ギデオン[士師記]
- pochittobible
- 2020年4月3日
- 読了時間: 2分

ぽちっとバイブル 第15回
📖聖書箇所(旧)士師記6~8章
🎨『天使、ギデオンに現れる』エックハウト作 1647年
“これまでのあらすじ”
――神が天と地を創造し、生き物すべてを造り、人を最後に造られた。けれども、人は神と愛し合って生きる世界を捨て、自分勝手な道を歩み始めた。しかし、神は人を見捨てず、救う計画を立て、アブラハムという人物と契約を結ばれた。その契約は、アブラハム、イサク、ヤコブとその子孫を祝福し、彼らをカナンの地(現イスラエル)に導き、彼らを通して全世界を祝福するというものであった。やがて、その子孫であるイスラエル人はエジプトで奴隷となって苦しみ、神が任命したモーセによってエジプトを脱出する。そして、モーセも死に、その後継者も亡くなり、新しい世代が起こった。――
『そのころ、イスラエルには王がなく、それぞれが自分の目に良いと見えることを行っていた。』 士師記21:25
士師記には、イスラエル人が約束の地カナンに入ってから、王を持つようになるまでの間の時代のことが書かれています。イスラエル人たちは神に反抗し、十戒を破って他国の神々を拝み、その結果、近隣の民族の圧迫を受け、苦しみます。そして、神に向かって助けを叫ぶと神は人々を救うために、士師(リーダー)を起こされました🙂
そのような士師のひとりがギデオンです。ギデオンは、イスラエルが他国に苦しめられている時に立ち上がり、信仰によって正しいことを行い、弱い者であるのに強くされ、敵を敗走させました😃
🐶ぽちっとひとこと
主の使いがギデオンに現れて言います。
『力ある勇士よ、主があなたとともにおられる。』 士師記6:12
ところが、ギデオンは言い訳をします。
『ああ、主よ。どうすれば私はイスラエルを救えるでしょうか。ご存じのように、私の氏族はマナセの中で最も弱く、そして私は父の家で一番若いのです。』 士師記6:15
そして、主の使いに“しるし”を見せてほしいと頼み、供え物をささげると、主の使いが杖の先でそれに触れただけで火が燃え上がり、焼き尽くします。それでも、さらなる“しるし”をギデオンは神に願った上で、戦いに出かけて行き、勝利したのでした😀
主の使いは最初からギデオンに『力ある勇士よ、主があなたとともにおられる。』と語りかけています。ですが、ギデオンは自分のことをそうとは思っていなかったようですね。弱いとか若いとか言い訳をし、証拠を見せてくれるよう頼んでいます。
ギデオンはセルフイメージが低かったのでしょうか? でも、神の目には違いました。
私たちのことも案外、神は『力ある勇士』と思っているかもしれません😉
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
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