ヤコブ、そして、ヨセフ [創世記]

ぽちっとバイブル　第11回 アブラハムの息子イサクから、息子ヤコブが生まれます。ヤコブは双子の兄エサウがいますが、本来長男に与えられる祝福を奪い取るかのようにして自分のものにしてしまいます。（旧：創世記25～27章）けれども、そこには神の祝福がそこまでしても欲しい、神と取っ組み合いをしてでも祝福が欲しい（同32：22～32）という神に対する激しいヤコブの思いを見ることができるとも言えます😮 そして神の祝福、つまり、アブラハム契約💡をヤコブは受け継ぎます。 『わたしは、あなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。わたしは、あなたが横たわっているこの地を、あなたとあなたの子孫に与える。あなたの子孫は地のちりのように多くなり、あなたは、西へ、東へ、北へ、南へと広がり、地のすべての部族はあなたによって、またあなたの子孫によって祝福される。』同28：13～14 このようにして祝福されたヤコブですが、その生涯は苦難の連続でもありました。神から名前を「イスラエル」と呼ばれたヤコブから12人の息子が生まれ、イスラエル12部族となりました😉 🐶ぽちっとひとこと ヤコブの息子12人の中で、ヤコブが溺愛したのが11番目の息子ヨセフです。父親から溺愛されていたヨセフは兄たちからねたまれ、エジプトに奴隷として売られてしまいます。ヨセフはそこで仕えた家で誠実に働いたのですが、無実の罪で牢に入れられるなど苦難の日々を送ります😯 『しかし、主はヨセフとともにおられ、彼に恵みを施し、監獄の長の心にかなうようにされた。』創世記40：21 神がともにおられたヨセフは、エジプトの王ファラオの夢の意味を解き明かすことができ、エジプトを実質取り仕切る位に就きます。 絵は、レジナルド・アーサー作、左側のヨセフがファラオに夢を解き明かしています。 そこに、飢饉で食料を買いに来た兄たちと再会します。 『私は、あなたがたがエジプトに売った弟のヨセフです。私をここに売ったことで、今、心を痛めたり自分を責めたりしないでください。神はあなたがたより先に私を遣わし、いのちを救うようにしてくださいました。（略）ですから、私をここに遣わしたのは、あなたがたではなく、神なのです。』同45：4～5、8 アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフには様々な困難、家族の問題があり、まるで今の私たちと同じようでもあります🤔 聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会