モーセの登場 [出エジプト記]
- pochittobible
- 2020年3月13日
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ぽちっとバイブル 第12回 前回ヤコブの息子ヨセフが兄たちに疎まれ、エジプトに奴隷として売られましたが、エジプトの高官となり、次のように言い、家族を呼び寄せたという話でした。 『あなたがたは私に悪を謀りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとしてくださいました。それは今日のように、多くの人が生かされるためだったのです。』(旧)創世記50:20~21 ヤコブと家族はエジプトに移住し、月日が経ち、子孫が増えます。 『やがて、ヨセフのことを知らない新しい王がエジプトに起こった。彼は民に言った。「見よ。イスラエルの民はわれわれよりも多く、また強い。さあ、彼らを賢く取り扱おう。」』出エジプト記1:8~9 エジプト王ファラオは、ヤコブの子孫、つまり、へブル人に過酷な労働を課し、生活を苦しめます。そして、へブル人に男の子が生まれたら、ナイル川に投げ込んで殺し、女の子なら生かしておくよう命じます。 モーセが生まれたのは、ちょうどその頃でした。両親は隠しきれなくなり、赤ちゃんのモーセをかごに入れて、ナイル川の岸辺に置いたのでした。 🐶ぽちっとひとこと 今回から出エジプト記に入りました。 さて、川辺に置かれた赤ちゃんモーセは、なんとファラオの娘に見つけられ、王女の子供として育ち、大人になります。 ある日、モーセはへブル人(注)がエジプト人に虐げられているのを見て、そのエジプト人を殺してしまいます。ですが、へブル人からも受け入れられず、エジプトから逃げ出し、ミデヤン(現サウジアラビア北部)で羊飼いになります。 『それから何年もたって、エジプトの王は死んだ。イスラエルの子らは重い労働にうめき、泣き叫んだ。重い労働による彼らの叫びは神に届いた。神は彼らの嘆きを聞き、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約を思い起こされた。神はイスラエルの子らをご覧になった。神は彼らをみこころに留められた。』出エジプト記2:23~24 アブラハム契約ですね💡
これからどうなるのでしょう?
(注)聖書では、アブラハム、イサク、ヤコブ(途中で神からイスラエルと呼ばれる!)と続いた家系の子孫を、イスラエル人(イスラエルの民、子など)、または、へブル人、後にユダヤ人と呼んでいます。
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

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