イスラエル王国の分裂［列王記第一12章～第二］

ぽちっとバイブル　第20回

📖聖書箇所　ヒゼキヤ王の箇所（旧）列王記第二 18章～20章

🎨「バビロン王の使者に宝物を見せるヒゼキヤ王」

　　ポルターニャ作　1789年

ソロモン王の死後、繁栄したイスラエル王国は北のイスラエル、南のユダと２つの国に分裂します。

『主はソロモンに言われた。「あなたがこのようにふるまい、わたしが命じたわたしの契約と掟を守らなかったので、わたしは王国をあなたから引き裂いて、あなたの家来に与える。」

列王記第一11：11

ソロモンが、異国の妻たちがもたらした異教の神々を自らも拝んでいたことの罰として、神は国を割かれたのでした。北のイスラエルは、イスラエル12部族のうちの10部族が、南のユダには、2部族が仕えました。

北のイスラエルは、ソロモンの家来ヤロブアムによって始められましたが、神を礼拝することなく、人々に子牛を礼拝させるなど、BC722年にアッシリアによって滅ぼされるまで、約200年間の全ての王たちは、信仰から外れてしまいました😔

南のユダは、ダビデの家系の王が続きましたが、多くの王は、北のイスラエルに習って異教の神々を拝み、何人かの王が神に立ち返ったことが聖書に記されています。けれども、人々の不信仰は進み、BC586年、バビロンによって滅ぼされました。（いわゆるバビロン捕囚です。）

🐶ぽちっとひとこと

多くの王たちが、神から離れていた中で、神に信頼したのが、ユダのヒゼキヤ王です🙂

『彼（＝ヒゼキヤ王）は主に堅くつき従って離れることなく、主がモーセに命じられた命令を守った。』

列王記第二18：6

なんと少なくとも500年以上前に、神がモーセに与えた律法を守ったのです😀

そして、北イスラエルを滅ぼしたアッシリアの軍隊に攻められた時には、次のように祈ります。

『私たちの神、主よ。どうか今、私たちを彼の手から救ってください。そうすれば、地のすべての王国は、主よ、あなただけが神であることを知るでしょう。』

列王記第二19：19

すると、

『その夜、主の使いが出て行き、アッシリアの陣営で十八万五千人を打ち殺した。人々が翌朝早く起きて見ると、なんと、彼らはみな死体となっていた。』

列王記第二19：35

ヒゼキヤ王は決して完璧な人ではありませんでしたが、神を信頼し、叫び求めると、神は、それに応えて超自然的な助けを遣わされたのでした！

まだまだ歴史は続いていきます。お楽しみに😉

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