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ぽちっとバイブル 第62回『王国分裂後の王たち』

  • pochittobible
  • 2021年6月3日
  • 読了時間: 3分

📖聖書箇所 

(旧)歴代誌 第二34章

🎨『律法の書を聞くヨシヤ』

作者不明 1873年

The story of the Bible from Genesis to Revelationより


ダビデ王の跡を継いだソロモン王は、神から与えられた知恵によって王国を治め、繁栄を誇りましたが、晩年には神から離れ、他の国の神々を拝むようになってしまいました。その後、王国は南北に分裂してしまいます。(ぽちっとバイブル第20回参照


北王国イスラエルの王たちは、自分たちが作り出した子牛礼拝をし、その他にも周囲の国のいわゆる偶像礼拝を取り入れていました。預言者の警告にもかかわらず、真の神に立ち返る王はなく、約210年続いた後、アッシリアにBC722年に滅ぼされます。


南王国のユダは、ダビデの家系の王が続きましたが、大部分の王は、イスラエルに倣って偶像礼拝をしてしまいます。何人かの王たちは神に立ち返り、改革しますが、人々の中に入り込んだ偶像礼拝やそこからもたらされた悪習慣は取り除かれることなく、約350年続いた国は、BC586年にバビロンに滅ぼされ、捕囚されることになりました。



🐶ぽちっとひとこと


ユダの王の中で、神を信頼し、改革をしたことで有名なのは、ヒゼキヤ王とヨシヤ王でしょう。


ヨシヤ王は、王国後期に出てきた王です。


『ヨシヤは八歳で王となり、エルサレムで三十一年間、王であった。彼は主の目にかなうことを行い、父祖ダビデの道に歩み、右にも左にもそれなかった。彼の治世の第八年、まだ若いころに、彼は父祖ダビデの神を求めることを始め、第十二年にユダとエルサレムをきよめて、高き所、アシェラ像、刻んだ像、および鋳像を除き始めた。』

歴代誌 第二 34:1~3


ヨシヤ王は、神を求め、偶像礼拝の像を撤去したとあります。そして、神殿を修理し、その時、モーセの律法の書を見つけます。


『王は、ユダのすべての人々、エルサレムの住民、祭司とレビ人、および上の者から下の者まで、すべての民とともに主の宮に上り、主の宮で見つかった契約の書のことばをすべて彼らに読み聞かせた。それから王は定めの場所に立ち、主の前に契約を結び、主に従って歩み、心を尽くし、いのちを尽くして主の命令と証しと掟を守り、この書物に記されている契約のことばを行うことを誓った。王はエルサレムとベニヤミンにいるすべての者をこの契約に加わらせた。エルサレムの住民は、その父祖の神である神の契約にしたがって行動した。ヨシヤはイスラエルの子らのものである全地から、忌み嫌うべきものを取り除き、イスラエルにいるすべての者を自分の神、主に仕えさせた。彼の生きている間、彼らはその父祖の神、主に従う道から外れなかった。』

歴代誌 第二 34:30~33


このように、ヨシヤ王は真の神を礼拝しましたが、エジプトとのカルケミシュの戦い(BC605年)で命を落としたのでした。


続く王たちは、ヨシヤ王に倣わず、神の目に悪を行い、バビロンに滅ぼされます。けれども、ユダの人々はバビロン捕囚の中を生き続け、70年後のペルシアの時代に、人々はエルサレムに戻り、神殿と町の再建に取り組むことになります!



聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会


参考文献:

『新聖書ハンドブック』ヘンリー・H・ハーレイ著(いのちのことば社)

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