ぽちっとバイブル 第54回『イサクとイエス・キリスト』
- pochittobible
- 2021年2月12日
- 読了時間: 2分
📖聖書箇所
(旧)創世記18:10~15
🎨「神からイサクを受け取り、抱きしめるアブラハム」
Otto Adolph Stemler作 1927年
神は、アブラハムにあなたの子孫は星の数のようになると約束されましたが(創世記15:5)、子供がなかなか生まれませんでした。そんな時、3人の人がアブラハムを訪問します。
『すると、そのうちの一人が言った。
「わたしは来年の今ごろ、必ずあなたのところに戻って来ます。そのとき、あなたの妻サラには男の子が生まれています。」
サラは、その人のうしろの、天幕の入り口で聞いていた。アブラハムとサラは年を重ねて老人になっていて、サラには女の月のものがもう止まっていた。サラは心の中で笑って、こう言った。
「年老いてしまったこの私に、何の楽しみがあるでしょう。それに主人も年寄りで。」
主はアブラハムに言われた。
「なぜサラは笑って、『私は本当に子を産めるだろうか。こんなに年をとっているのに』と言うのか。主にとって不可能なことがあるだろうか。わたしは来年の今ごろ、定めた時に、あなたのところに戻って来る。そのとき、サラには男の子が生まれている。」
サラは打ち消して言った。
「私は笑っていません。」
恐ろしかったのである。しかし、主は言われた。
「いや、確かにあなたは笑った。」』
創世記 18:10~15
『主は約束したとおりに、サラを顧みられた。主は告げたとおりに、サラのために行われた。』
創世記 21:1
神は約束したことを必ず実行する方であること、そして、人の心の中を見通す方であることがわかりますね!
🐶ぽちっとひとこと
こうして、100才のアブラハムと90才のサラから奇跡的に生まれたのがイサクです。
そして、神はアブラハムを試練にあわせます。イサクを全焼のいけにえとしてささげなさいと命じたのです。アブラハムは淡々とそれに従い、間一髪というところで、主の使いが介入し、イサクは無事でした!(ぽちっとバイブル第10回参照)
アブラハムは、イサクを実際にささげたも同然と言えるでしょう。神のために自分のひとり息子イサクをささげました。
次のことをよく考えてみてください。年老いた夫婦から奇跡的に生まれたイサクと、処女マリアから奇跡的に生まれたイエス・キリスト、そして、アブラハムは、神のためにイサクをささげ、神は、私たちのためにイエスをささげたことを比べてみると、イサクとイエスは同じような立場にあることがわかりますね!
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
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