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  • pochittobible

ぽちっとバイブル 第51回『羊飼いのクリスマス』


📖聖書箇所 

(新)ルカの福音書 2:8~14

🎨「羊飼いと御使い」

カール・ブロッホ作 1879年


メリー・クリスマス!


今年もクリスマスシーズンになりました。今回は、聖書の中から、初めてクリスマスを体験した羊飼いたちのストーリーをご紹介します!


『さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。御使いは彼らに言った。

「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」

すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。

「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」』

ルカの福音書 2:8~14


この後、羊飼いたちはすぐに天使が言ったことを確かめようと、ダビデの町と言われていたベツレヘムに行き、マリアとヨセフと、飼葉桶に寝ている赤ちゃんのイエスを捜し当て、そして神を賛美しながら、帰っていったとあります。



🐶ぽちっとひとこと


当時の羊飼いは、貧しく、社会的地位も低かったと言われています。その羊飼いたちに、神は天使を遣わして、真っ先に神の子キリストであるイエスの誕生を知らせました。


『あなたがたの土地の収穫を刈り入れるときは、刈るときに畑の隅まで刈り尽くしてはならない。あなたの収穫の落ち穂も集めてはならない。貧しい人と寄留者のために、それらを残しておかなければならない。わたしはあなたがたの神、主である。』

(旧)レビ記 23:22


このレビ記の言葉のように、聖書の中では、貧しい人々や虐げられている人々を思いやることが勧められています。イエスが育った大工のヨセフとマリアの家庭も、貧しかったと思われます。


貧しさを知るイエスが、貧しい人はもちろん、苦しむ人、悩む人、すべての人の救い主キリストとして地上に来られたことをお祝いする日がクリスマスなのですね!



聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

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