ぽちっとバイブル 第36回『死からよみがえったラザロ』
- pochittobible
- 2020年9月4日
- 読了時間: 3分

📖聖書箇所
(新)ヨハネの福音書11:1~46
🎨「ラザロのよみがえり」
カール・H・ブロッホ作
デンマーク 1870年代
(Wikipediaより)
エルサレムにほど近いベタニアという村で、ラザロ(男性)という人が病気にかかっていました。ラザロには、マルタとマリアという姉妹がいて、彼らはイエスに使いを送って、ラザロの病のことを知らせます。
『これを聞いて、イエスは言われた。
「この病気は死で終わるものではなく、神の栄光のためのものです。それによって神の子が栄光を受けることになります。」
イエスはマルタとその姉妹とラザロを愛しておられた。』
ヨハネの福音書11:4~5
聖書にこう書かれているほど、イエスは個人的にこの家族を愛していました。ところが、イエスがベタニアに来た時には、ラザロはもう亡くなり、墓の中に入れられて、4日経っていました。
悲しむマルタにイエスは言います。
『わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は死んでも生きるのです。
また、生きていてわたしを信じる者はみな、永遠に決して死ぬことがありません。あなたは、このことを信じますか。』
ヨハネの福音書11:25~26
そして、人々に墓の石を取りのけさせ、
『イエスは大声で叫ばれた。
「ラザロよ、出て来なさい。」
すると、死んでいた人が、手と足を長い布で巻かれたまま出て来た。彼の顔は布で包まれていた。イエスは彼らに言われた。
「ほどいてやって、帰らせなさい。」
マリアのところに来ていて、イエスがなさったことを見たユダヤ人の多くが、イエスを信じた。』
ヨハネの福音書11:43~45
🐶ぽちっとひとこと
死んだラザロが生き返りました!
イエスはラザロが病気で亡くなることを知っていました。ベタニアに行く前に次のように言っていることから、それがわかります。
『この病気は死で終わるものではなく、神の栄光のためのものです。』
ヨハネの福音書11:4
『ラザロは死にました。あなたがたのため、あなたがたが信じるためには、わたしがその場に居合わせなかったことを喜んでいます。さあ、彼のところへ行きましょう。』
ヨハネの福音書11:14~15
イエスは、死者をよみがえらせることによって、自分がメシア(救い主)であり、死と生を支配する権威を持っていることを示されたのでしょう。
『イエスは涙を流された。』
ヨハネの福音書11:35
これは、イエスがベタニアに着いて、人々がラザロの死を悲しんでいる場面でのことです。ここから、自分がラザロを復活させることになるとわかっていても、イエスが愛している家族が悲しみの中にあるのを見て、深く同情されたことが感じられますね。
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
参考文献
『ファイヤーバイブル注解付聖書』(ライフパブリッシャーズ)
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