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ぽちっとバイブル 第30回『イエスとサマリアの女』

  • pochittobible
  • 2020年7月17日
  • 読了時間: 3分

📖聖書箇所

 (新)ヨハネの福音書4:5~26

🎨「井戸端の女」

  カール・ブロック作 1872年

 (Wikipediaより)

イエスが公にキリストとして活動し始めて以降、出身地北部のガリラヤ地方から、エルサレムのあるユダヤ地方を何度か行き来しています。今回は、ユダヤからガリラヤに戻る途中に通ったサマリアでの出来事です。

イエスが真昼時に、井戸のそばで休んでいると、1人のサマリア人の女性が水を汲みに来ます。イエス(人としてはユダヤ人)は彼女に水を飲ませてほしいとお願いします。ユダヤ人とサマリア人は、当時仲が悪く、付き合いをしなかったので、女性はとても驚きます。


ところが、イエスは彼女と言葉を交わし、語ります。

『この水を飲む人はみな、また渇きます。しかし、わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。(中略)女の人よ、わたしを信じなさい。この山でもなく、エルサレムでもないところで、あなたがたが父を礼拝する時が来ます。』

(新)ヨハネの福音書 4:13~14、21

イエスの話す言葉に戸惑う女性でしたが、イエスはさらに、彼女の過去を言い当てます。女性は5回結婚歴があり、今一緒に暮らしている男性は、正式な結婚相手ではありませんでした。自分のことをすっかり言い当てられ、イエスがキリストであることを知った女性は、水がめを置いたまま、町の人々に「この方がキリストなのでしょうか。」と伝えに行ったのでした。そして、このことをきっかけに、多くのサマリア人がイエスをキリストと信じたのでした。

🐶ぽちっとひとこと 

このサマリア人女性は、おそらく町の人々の目を避けて、涼しい朝ではなく、暑くて人の来ない真昼に水汲みに来たことが想像できます。女性の過去や今の状況を考えると、人々は喜んで彼女を受け入れていなかったかもしれません。彼女自身、自分でもそのような人生を歩みたくて歩んだわけではなかったでしょう、どうすることもできずに過ごしていたかもしれません。そんな女性に、イエスは一切責めることなく、

『わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。』

と、救いのメッセージであり、心が希望と安らぎで満ちあふれるメッセージを伝えました。

イエスに出会ったことで、心がすっかり変えられたのでしょう、女性は人目を避けていたのに、自分から町の人々にイエスが救い主では?と知らせに行くほどでした。それほど心が純粋に喜びで満たされていたのですね。

イエスは群衆に向かって話をしましたが、その一方、ひとりひとりに個人的に出会い、病をいやし、心を解放されたことがわかります。その結果として、多くの人々がまたイエスに出会っていくことになりました🙂!

『渇く者は来なさい。いのちの水が欲しい者は、ただで受けなさい。』

(新)ヨハネの黙示録22:17

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

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