ぽちっとバイブル 第27回 『洗礼を受けるイエス・キリスト』
- pochittobible
- 2020年6月26日
- 読了時間: 3分

📖聖書箇所 マルコの福音書1章など
🎨「キリストの洗礼」
グレゴリー・ガガーリン作
1840~1850年
(Wikipediaより)
前回はイエス・キリストの誕生でした!
『イエスは神と人とにいつくしまれ、知恵が増し加わり、背たけも伸びていった。』
ルカの福音書2:52
この言葉の通りに、イエスは神の知恵が増し加わって、大人になっていったのでしょう。そして、イエス自身がバプテスマ(洗礼)を受けたことが聖書に書かれています。
『バプテスマのヨハネが荒野に現れ、罪の赦しに導く悔い改めのバプテスマを宣べ伝えた。ユダヤ地方の全域とエルサレムの住民はみな、ヨハネのもとにやって来て、自分の罪を告白し、ヨルダン川で彼からバプテスマを受けていた。(中略)そのころ、イエスはガリラヤのナザレからやって来て、ヨルダン川でヨハネからバプテスマを受けられた。』
マルコの福音書1:4~5, 9
ここで、バプテスマのヨハネという人物が現れていますが、今回のぽちっとBプラスで紹介していますので、ぜひご覧ください。ヨハネは、人々に、神に罪を赦していただけるよう悔い改めなさいと呼びかけ、人々に洗礼を授けていました。
“バプテスマ”は“洗礼”のことで、原語のギリシア語では、“水に浸す”という意味です。洗礼の儀式として、水の中に身を浸していたようです。
今日でもキリスト教会では、罪からの清めとキリストを信じた新しい生活のしるしとして、洗礼(バプテスマ)式が行われています。
🐶ぽちっとひとこと
同じ場面のマタイの福音書には、次のように書いてあります。
『そのころ、イエスはガリラヤからヨルダン川のヨハネのもとに来られた。彼からバプテスマを受けるためであった。しかし、ヨハネはそうさせまいとして言った。
「私こそ、あなたからバプテスマを受ける必要があるのに、あなたが私のところにおいでになったのですか。」
しかし、イエスは答えられた。
『「今はそうさせてほしい。このようにして正しいことをすべて実現することが、わたしたちにはふさわしいのです。」
そこでヨハネは言われたとおりにした。イエスはバプテスマを受けて、すぐに水から上がられた。すると見よ、天が開け、神の御霊が鳩のようにご自分の上に降って来られるのをご覧になった。そして、見よ、天から声があり、こう告げた。
「これはわたしの愛する子。わたしはこれを喜ぶ。」』
マタイの福音書3:14~17
イエスは、自分が救い主、キリストであるのに、正しいことをするのは自分たちにふさわしいと言って、ヨハネから洗礼を受けました。神でありながら、身を低くして人間となられ、人としての模範を示されたのでしょう、イエスは、人間のヨハネから洗礼を受けられたのでした。
その時、神の霊が鳩のようにイエスの上に降って、天から声がしたとあります。とても不思議な光景ですね。
『神の子、イエス・キリストの福音のはじめ。』
マルコの福音書1:1
イエスは、神の子と呼ばれています。“これはわたしの愛する子”と言った天からの声は、父なる神の声だったと考えられます!
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
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