ぽちっとバイブル 第26回 『イエス・キリストの誕生』
- pochittobible
- 2020年6月19日
- 読了時間: 3分

📖聖書箇所(新)ルカの福音書1章
🎨「羊飼いたちの訪問」
ヘラルト・ファン・ホントホルスト作
1622年
(Wikipediaより)
今回は、いよいよイエス・キリストの誕生です!その次第を確認してみましょう。
神から天使ガブリエルが、ダビデの子孫のヨセフの婚約者マリアのところに遣わされて言います。
『おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。』
(新)ルカの福音書1:28
『見なさい。あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。
その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。彼はとこしえにヤコブの家を治め、その支配に終わりはありません。』
同1:31~33
『聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。』
同1:35
『神にとって不可能なことは何もありません。』
同1:37
マリアは、この時、おそらく10代で結婚前でしたから、とても驚き、自分の身にこれから起こることに不安もあったでしょう。けれども、次のように言ってこのことを受け入れたことがわかります。
『「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」すると、御使いは彼女から去って行った。』
同1:38
マリアは普通の人でしたが、救い主キリストを生むという大役を果たしたのですね😃
🐶ぽちっとひとこと
この時のことが、マタイの福音書には夫となるヨセフの視点から書かれています。
『イエス・キリストの誕生は次のようであった。母マリアはヨセフと婚約していたが、二人がまだ一緒にならないうちに、聖霊によって身ごもっていることが分かった。
夫のヨセフは正しい人で、マリアをさらし者にしたくなかったので、ひそかに離縁しようと思った。彼がこのことを思い巡らしていたところ、見よ、主の使いが夢に現れて言った。「ダビデの子ヨセフよ、恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです。マリアは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方がご自分の民をその罪からお救いになるのです。」』
(新)マタイの福音書1:18~21
このようにして、人間としてはダビデの子孫から、そして、聖霊によって処女マリアからイエスは生まれました。(ぽちっとバイブル クリスマススペシャル②参照)
イエスが生まれたのは、ユダヤのベツレヘムでした。ヨセフとマリアは、当時の皇帝アウグストゥスの命令で住民登録するために、住んでいたガリラヤのナザレから、故郷ベツレヘムに戻っていたのでした。そして、天使に救い主の誕生を知らされた羊飼いたちや、同じく、東の国からやってきた博士たちの祝福を受けたことが聖書に書かれています。
人類救済のための救い主は、神でありながら、同時に、人間として生まれたのです😳
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
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