ぽちっとBプラス No.9 『エルサレムへ帰還したイスラエル人』
- pochittobible
- 2020年5月22日
- 読了時間: 2分

時代をさかのぼりますが、次の言葉は、南ユダ王国の王アハズについて書かれた言葉です。神から全く離れていたことがわかります。
『アハズは二十歳で王となり、エルサレムで十六年間、王であった。彼はその父祖ダビデとは違って、彼の神、主の目にかなうことを行わず、イスラエルの王たちの道に歩み、主がイスラエルの子らの前から追い払われた異邦の民の、忌み嫌うべき慣わしをまねて、自分の子どもに火の中を通らせることまでした。』
(旧)列王記 第二16:2~3
バビロン捕囚後のエズラ記のエズラ、ネヘミヤ記のネヘミヤの祈りが次の言葉です。
『私たちの先祖の時代から今日まで、私たちは大きな罪過の中にありました。私たちのその咎のため、私たちや、私たちの王、祭司たちは、諸国の王たちの手に渡され、剣にかけられ、捕虜にされ、かすめ奪われ、面目を失って、今日あるとおりです。』
(旧)エズラ記 9:7
『どうか、あなたの耳を傾け、あなたの目を開いて、このしもべの祈りを聞いてください。私は今、あなたのしもべイスラエルの子らのために、昼も夜も御前に祈り、私たちがあなたに対して犯した、イスラエルの子らの罪を告白しています。まことに、私も私の父の家も罪を犯しました。私たちはあなたに対して非常に悪いことをして、あなたのしもべモーセにお命じになった、命令も掟も定めも守りませんでした。』
(旧)ネヘミヤ記 1:6~7
エズラもネヘミヤも、先祖と自分の罪を悔い改める祈りをしています。アハズ王の時とは、ずいぶん変わりましたね😮!
歴代誌第一、第二、エズラ記、ネヘミヤ記は、祭司であり、律法学者だったエズラによって書かれたとされています。(ネヘミヤ記は一部ネヘミヤ自身によるという説もあり。)これらの書は、帰還したイスラエル人に、神の民としてのアイデンティティーの回復と自覚、そして、未来への希望を与えるために書かれたと考えられています。
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
参考文献
『新聖書ハンドブック』ヘンリー・H・ハーレイ著(いのちのことば社)
『ファイヤーバイブル注解付聖書』(ライフパブリッシャーズ)
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