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ぽちっとBプラス No.41 『イサクの人物像』

  • pochittobible
  • 2021年2月12日
  • 読了時間: 3分

🎨「平和を愛する人イサク」

the Providence Lithograph Company作 1906年



父アブラハムに、いけにえとしてささげられそうになった体験をしたイサクですが、どんな人生を送ったのでしょうか? その人物像がわかる場面がいくつかあります。


『こうしてイサクはゲラルに住んでいたが、その土地の人々が彼の妻のことを尋ねた。すると彼は「あれは私の妹です」と答えた。この土地の人々がリベカのことで自分を殺しはしないかと思って、「私の妻です」と言うのを恐れたのであった。彼女が美しかったからである。』

創世記 26:6~7


どこかで聞いたことがある話です。アブラハムも全く同じ嘘をついていました。(ぽちっとバイブル第52回参照)良いことも悪いことも親から子へ伝わってしまうのでしょうか? 彼らも私たちと同じ普通の人々だったことがわかりますね。


『イサクはその地に種を蒔き、その年に百倍の収穫を見た。主は彼を祝福された。こうして、この人は富み、ますます栄えて、非常に裕福になった。彼が羊の群れや牛の群れ、それに多くのしもべを持つようになったので、ペリシテ人は彼をねたんだ。それでペリシテ人は、イサクの父アブラハムの時代に父のしもべたちが掘った井戸を、すべてふさいで土で満たした。アビメレクはイサクに言った。

「さあ、われわれのところから出て行ってほしい。われわれより、はるかに強くなったから。」

イサクはそこを去り、ゲラルの谷間に天幕を張って、そこに住んだ。』

創世記 26:12~17


イサクは言われた通りに去って行きました。また、その後も井戸のことで周囲の人々との争いが生じた時も、争い続けないで、移動しています。


『さて、アビメレクがゲラルからイサクのところにやって来た。友人のアフザテと、その軍の長ピコルも一緒であった。イサクは彼らに言った。

「なぜ、あなたがたは私のところに来たのですか。私を憎んで、自分たちのところから私を追い出したのに。」

彼らは言った。

「私たちは、主があなたとともにおられることを確かに見ました。ですから、こう言います。どうか私たちの間で、私たちとあなたとの間で、誓いを立ててください。あなたと盟約を結びたいのです。」』

創世記 26:26~28


イサクが争わないで、自分の権利を放棄し出て行った後に、追い出した側の人々がやってきて、“主があなたとともにおられることを確かに見ました”と言うのですから、不思議な話です。


神は、弱点がありながらも平和な人だったイサクを祝福し、守り、導いておられることを感じますね。このイサクから、エサウとヤコブという息子が生まれ、ヤコブから12人の息子が生まれていくことになります。


最後にもう一つ、イサクのことがわかる箇所を紹介します。


『イサクはエサウを愛していた。猟の獲物を好んでいたからである。』

創世記 25:28


イサクの息子のうち、エサウは猟師でした。イサクは、肉料理が好きだったのかもしれませんね!


聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

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