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ぽちっとBプラス No.33 『キリストにあってひとつ~エペソ人への手紙』


エペソ人への手紙は、パウロの手紙の中で、ローマで牢に入れられていた時に書かれたとされる4つの獄中書簡の1つです。

エペソ人への手紙は、全部で6章ありますが、前半の3章で主に教会の一致の原則を述べ、後半の3章で実践的なアドバイスが書かれています。

『また、神はすべてのものをキリストの足の下に従わせ、キリストを、すべてのものの上に立つかしらとして教会に与えられました。教会はキリストのからだであり、すべてのものをすべてのもので満たす方が満ちておられるところです。』

エペソ人への手紙 1:22~23

すべてのものはキリストに従い、そのキリストが頭であり、からだは教会とあります。頭とからだは、生きているなら離れられないですから、イエス・キリストと教会はいつもつながっているということでしょうか?

『実に、キリストこそ私たちの平和です。キリストは私たち二つのものを一つにし、ご自分の肉において、隔ての壁である敵意を打ち壊し、様々な規定から成る戒めの律法を廃棄されました。こうしてキリストは、この二つをご自分において新しい一人の人に造り上げて平和を実現し、二つのものを一つのからだとして、十字架によって神と和解させ、敵意を十字架によって滅ぼされました。』

同 2:14~16

エペソの教会でも、ローマの教会と同じように、イエスを信じるユダヤ人と異邦人の間に不一致があったようです。パウロは、キリストによって両者の間の敵意が打ち壊され、キリストによって和解し、一つのからだとなったのだと語っています。

後半の実践的アドバイスも見てみましょう。

『ですから、あなたがたは偽りを捨て、それぞれ隣人に対して真実を語りなさい。私たちは互いに、からだの一部分なのです。怒っても、罪を犯してはなりません。憤ったままで日が暮れるようであってはいけません。』

同 4:25~26

『悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。むしろ、必要なときに、人の成長に役立つことばを語り、聞く人に恵みを与えなさい。』

同 4:29

とても実践的ですね。私たちに語られているようです。

『悪魔の策略に対して堅く立つことができるように、神のすべての武具を身に着けなさい。私たちの格闘は血肉に対するものではなく、支配、力、この暗闇の世界の支配者たち、また天上にいるもろもろの悪霊に対するものです。』

同 6:11~12

ここでは、私たちの日常の戦いが、目に見える世界のものだけではなく、それ以上の世界があることを示しています。神の武具、神の力によって、打ち勝つことができるのですね。

エペソ人への手紙もとても内容の深い書です。ぜひ全体を通して読んでみてください!

『朽ちることのない愛をもって私たちの主イエス・キリストを愛する、すべての人とともに、恵みがありますように。』

エペソ人への手紙 6:24

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

参考文献

『ファイヤーバイブル注解付聖書』(ライフパブリッシャーズ)

『新聖書ハンドブック』ヘンリー・H・ハーレイ著(いのちのことば社)

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