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ぽちっとBプラス No.32 『パウロの働き』

  • pochittobible
  • 2020年11月6日
  • 読了時間: 2分

User:Alecmconroy, CC BY-SA 3.0 , ウィキメディア・コモンズ経由で

パウロは、イエスを信じた後、シリアのアンティオキア(現在のトルコ南部)を拠点として、3回の伝道旅行を行いました。1回目はキプロス島と現在のトルコ、2回目と3回目はトルコを通って、ギリシャまで行っています。

『私は福音を恥としません。福音は、ユダヤ人をはじめギリシア人にも、信じるすべての人に救いをもたらす神の力です。』

ローマ人への手紙 1:16

この言葉のように、ユダヤ人として、ユダヤ教のエリートとして育ったパウロが、主にユダヤ人ではない異邦人への宣教を行い、一方、普通のユダヤ人漁師だったペテロが、主にユダヤ人への宣教を行ったのは、とても興味深いことです。

また、こうした活動はパウロ1人でしたことではないことも、使徒の働きやパウロが書いた手紙を読むとわかります。

最初、パウロはアンティオキアの教会で、バルナバというもう一人の人物と共に、人々に任命されて送り出されました。また、後には、シラスという人物と旅をしています。ある所では短期、ある所では長期の滞在をしました。こうして、共に旅をする仲間や各地にできた教会の人々と助け合いながら、伝道しました。

また、“聖霊”によって、旅が守られ、導かれました。

『それから彼らは、アジアでみことばを語ることを聖霊によって禁じられたので、フリュギア・ガラテヤの地方を通って行った。』

使徒の働き 16:6

『これらのことがあった後、パウロは御霊に示され、マケドニアとアカイアを通ってエルサレムに行くことにした。』

使徒の働き 19:21

旅の後半になり、パウロは約3年間滞在したエペソの人々に語ります。

『「このように労苦して、弱い者を助けなければならないこと、また、主イエスご自身が『受けるよりも与えるほうが幸いである』と言われたみことばを、覚えているべきだということを、私はあらゆることを通してあなたがたに示してきたのです。」

こう言ってから、パウロは皆とともに、ひざまずいて祈った。

皆は声をあげて泣き、パウロの首を抱いて何度も口づけした。

「もう二度と私の顔を見ることがないでしょう」と言った彼のことばに、特に心を痛めたのである。それから、彼らはパウロを船まで見送った。』

使徒の働き 20:35~38

パウロと人々の関係がどんなに親しく、強かったかが想像できますね。

3回の伝道旅行の後、パウロはローマへ行って、殉教したと言われています。

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

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