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ぽちっとBプラス No.20 『ガリラヤのカぺナウム』

  • pochittobible
  • 2020年8月6日
  • 読了時間: 2分

更新日:2020年8月7日


福音書には、イエスがカぺナウムの町を拠点として活動したことがたくさん出てきます。(カぺナウムは、“カファルナウム”と表記されている日本語訳聖書もあります。)

『そしてナザレを離れ、ゼブルンとナフタリの地方にある、湖のほとりの町カペナウムに来て住まわれた。』

(新)マタイの福音書 4:13

カぺナウムの町には、ローマ街道が通っており、当時の交通の要衝でもありました。ローマ軍が駐留していて、宗教熱心なユダヤ人が多く住んでおり、いわゆる会堂(シナゴーグ)もありました。12弟子のペテロはカぺナウムの出身で、ガリラヤ湖で漁をしていました。カぺナウムは、多くの人々が行き交う町だったのです。

『しかし、苦しみのあったところに闇がなくなる。先にはゼブルンの地とナフタリの地は辱めを受けたが、後には海沿いの道、ヨルダンの川向こう、異邦の民のガリラヤは栄誉を受ける。闇の中を歩んでいた民は大きな光を見る。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が輝く。』

(旧)イザヤ書 9:1~2

イザヤ書で預言されていたことが、実現します。“光”は、イエスをあらわしています。ところが、後にイエスはこのカぺナウムのことを嘆いています。

『カペナウム、おまえが天に上げられることがあるだろうか。よみにまで落とされるのだ。おまえのうちで行われた力あるわざがソドムで行われていたら、ソドムは今日まで残っていたことだろう。』

マタイの福音書 11:23

カぺナウムでイエスは人々の病気を癒やすなどの多くの奇跡を行い、救い主であることを示したのですが、大多数の人々はイエスをキリストと信じませんでした。

現在、カぺナウムの町は廃墟となっていますが、遺跡が発掘されて、ペテロの家だったと思われる場所には、教会が建てられています。

聖書に出てくる場所について調べてみるのも、理解が深まりますね🙂

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会

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