ぽちっとBプラス No.11『旧約聖書の中のメシア預言』
- pochittobible
- 2020年6月5日
- 読了時間: 2分

旧約聖書の中には、イエス・キリストを指す“メシア預言”が数多くありますが、今回は、2つほどご紹介しましょう。
『見よ、その時代が来る。──主のことば──そのとき、わたしはダビデに一つの正しい若枝を起こす。彼は王となって治め、栄えて、この地に公正と義を行う。』
(旧)エレミヤ書 23:5
エレミヤは、ユダヤ人たちがバビロン捕囚に遭う頃の預言者ですが、ダビデの子孫から公正と義を行う王が出ると預言しています。
『その子は大いなる者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また神である主は、彼にその父ダビデの王位をお与えになります。』
(新)ルカの福音書 1:32
これは、イエスが生まれる前に、天使がイエスを生むことになるマリアに現れて、イエスについて語った言葉です。ここでもダビデの子孫であるイエスが王となることを言っています。そして、実際、マリアは(夫ヨセフも)ダビデの子孫でした。エレミヤ書の預言と一致しています。
『ベツレヘム・エフラテよ、あなたはユダの氏族の中で、あまりにも小さい。だが、あなたからわたしのためにイスラエルを治める者が出る。その出現は昔から、永遠の昔から定まっている。』
(旧)ミカ書 5:2
メシアの誕生する場所は、ベツレヘムと言っています。
『イエスがヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東の方から博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。』
(新)マタイの福音書 2:1
このように、旧約聖書で“預言”されたことが、新約聖書の時代に入って“成就”しています。神の計画が着実に行われているのですね。
聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
参考文献
『新聖書ハンドブック』ヘンリー・H・ハーレイ著(いのちのことば社)
『ファイヤーバイブル注解付聖書』(ライフパブリッシャーズ)
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