ぽちっとBプラス No.10『旧約聖書の預言者たち』
- pochittobible
- 2020年5月29日
- 読了時間: 2分

旧約聖書には、多くの預言者がいたことが書かれています。中でも、預言書として書物を残した預言者がいます😀
旧約聖書の預言書は、書物の長さに関わらず、どれも大切なメッセージを私たちに伝えています。
『それゆえ、主は自ら、あなたがたに一つのしるしを与えられる。見よ、処女が身ごもっている。そして男の子を産み、その名をインマヌエルと呼ぶ。』
イザヤ書 7:14
これは、イザヤ書に数多く書かれているイエス・キリストについての預言の1つ、イエスが処女から生まれることを預言しています。イザヤ書は、66章からなる大預言書で、内容もイエス・キリストについてのメシア預言、イスラエル人への神のさばきと救い、近隣の国々に対する神のさばきなどが書かれていて、聖書全体の縮図ととらえる人もいます。
『見よ。わたし(=神)は、主の大いなる恐るべき日が来る前に、預言者エリヤをあなたがたに遣わす。彼は、父の心を子に向けさせ、子の心をその父に向けさせる。それは、わたしが来て、この地を聖絶の物として打ち滅ぼすことのないようにするためである。』
マラキ書 4:5~6
これは、旧約聖書の最後にあるマラキ書の最後の言葉です。神が預言者エリヤをやがて遣わすとあります。
『彼(=バプテスマのヨハネ)はエリヤの霊と力で、主に先立って歩みます。父たちの心を子どもたちに向けさせ、不従順な者たちを義人の思いに立ち返らせて、主のために、整えられた民を用意します。』
(新)ルカの福音書 1:17
新約聖書では、イエスが登場する前に、バプテスマのヨハネという人物が現れます。これは、そのヨハネについて、父親ザカリヤに天使が現れて語った言葉です。バプテスマのヨハネが、“エリヤの霊と力”をもって、イエスが現れる前に人々の心を整える働きをすると言っています。マラキ書とルカの福音書は、執筆年代が400年以上離れていると考えられますが、内容が見事に一致しています。
旧約聖書の内容一つ一つはそれだけで興味深く、教訓に満ちたものですが、このように新約聖書にどうつながっているのかを見ると、もっと世界が広がりますね😉
預言書について、簡単な表にまとめてみましたので、参考にしてください!
*預言書の名前が、預言者の名前です。
例:イザヤ書の預言者は、イザヤ。

聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
参考文献
『新聖書ハンドブック』ヘンリー・H・ハーレイ著(いのちのことば社)
『ファイヤーバイブル注解付聖書』(ライフパブリッシャーズ)
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