top of page

ぽちっとバイブル 第50回『この後必ず起こること』

  • pochittobible
  • 2020年12月11日
  • 読了時間: 3分

📖聖書箇所 

(新)ヨハネの黙示録 4:1~2

🎨「黙示録22:17のイラスト」

ヨーゼフ・マルティン・クロンハイム作 1880年


『「ここに上れ。この後必ず起こることを、あなたに示そう。」

たちまち私は御霊に捕らえられた。すると見よ。天に御座があり、その御座に着いている方がおられた。』

ヨハネの黙示録 4:1~2


ヨハネの黙示録の4章からは、この世界の終わりに起こること、そして、新しい世界についての幻が書かれています。


4~5章は、天の御座における幻です。天の御座とは、天における神の王座です。霊の世界であり、私たちの肉眼では見ることのできない領域と言えるでしょう。


6章から11章は、世界の終わりに起こるとされる困難な時代、7年間続く、いわゆる“患難時代”の描写が始まります。7つの封印がされた巻物、7つのラッパが出てきて、恐ろしい描写が続きます。その合間には、神のしもべたちが額に印を押されることや、二人の神の証人が登場します。


とても奇妙で、悲惨な描写が続きますが、なぜこのような恐ろしいことが起こるのでしょうか? それは、神が新しい天地を造る前に、堕落してしまったサタン(悪魔)とその王国に対して、正当な怒りをもって裁きを下しているからだと考えられます。


12章からは、場面が変わり、イスラエル(=ユダヤ人)を表す“女”や、イエス・キリストを表す“子”が登場します。サタンを表す“竜”が現れ、キリストの側とサタンの側の激しい戦いの様子が、地上と天の双方の描写を混ぜて描かれています。


その他にも、いわゆる“反キリスト”と呼ばれている“獣”が出てきて、キリストの真似をして奇跡を行い、人々にサタンを拝ませます。神の7つの鉢の裁きが描かれ、患難時代後半の災いの激しさがうかがえます。


そして、サタンの側の勢力は、“ハルマゲドン”と呼ばれる場所に集まりますが、神は7番目の鉢を注いで、超自然的にサタン側を滅ぼし、戦いを終わらせます。


19章では、人々が勝利の喜びの声を上げる中、キリストが登場し、“獣”や偽預言者、サタンの側についた者たちが、硫黄の燃える火の池に投げ込まれて裁きを受けます。


20章は、サタンが縛られ、キリストの支配が1000年続く、いわゆる“千年王国”があり、その後、解放されたサタンとその勢力を天からの火が焼き尽くします。そして、サタンは火と硫黄の池に投げ込まれ、最終的に滅ぼされます。


21章~22章では、これまでの天と地がなくなり、新しい天と地が造られ、新しい都エルサレムの様子が描かれています。罪のない、美しく永遠に続く世界が待っているのです。



🐶ぽちっとひとこと


『御霊と花嫁が言う。「来てください。」これを聞く者も「来てください」と言いなさい。渇く者は来なさい。いのちの水が欲しい者は、ただで受けなさい。』

ヨハネの黙示録 22:17


ヨハネの黙示録は、私たちにはとても奇妙に思われ、サタン側に対する神の裁きの描写が激しいので、驚きます。ですが、最後の罪のない、新しい永遠の天地の光景を読むと、希望がありますね!


聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会


参考文献

『ファイヤーバイブル注解付聖書』(ライフパブリッシャーズ)

Comments


Commenting on this post isn't available anymore. Contact the site owner for more info.

©2020 by ぽちっとバイブル。Wix.com で作成されました。

bottom of page